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匿名加工情報と仮名加工情報の違いとは

2022年09月09日

以前に改正個人情報保護法で新たに加わった規程の一つとして、「要配慮個人情報」を説明しました。
今回は、もう一つの新たな規定である「仮名加工情報」について、以前の改正にて追加された「匿名加工情報」と比較しながらご説明します。

匿名加工情報とは

匿名加工情報とは、特定の個人を識別できないように個人情報を加工した情報で、復元して特定の個人を再識別することができないようにした情報を指します。個人情報に該当せず、本人の同意を得ずに第三者に提供することが可能です。

仮名加工情報とは

仮名加工情報とは、他の情報と照合しない限りは特定の個人を識別することができないように加工した情報を指します。加工の条件が匿名加工情報よりも緩和されているといえます。そのため、仮名加工情報の利活用に関するルールは匿名加工情報の利活用に関するルールと比較すると、やや制約が強く設定されています。
仮名加工情報を作成した個人情報取扱事業者は、当該仮名加工情報の元となった個人情報および当該加工仮名情報に関係する削除情報等を保有しているとみなされます。これらの情報を第三者に提供することは原則として禁止されています。

まとめ

匿名加工情報は特定の個人を識別できる情報ではないため、第三者に提供することが可能となっています。一方で、仮名加工情報は第三者提供が制限されているかわりに、個人情報と同等なデータの有用性を保っているため、より幅広い利活用が可能です。
仮名加工情報に関わる規程が設けられたことは、今回の改正個人情報保護法の大きなポイントの一つです。規程を正しく理解し活用することで、顧客情報の分析など新たな事業戦略などに生かすことができます。

匿名加工情報と仮名加工情報の取り扱いについてお困りの方は、ぜひプライバシーマーク運用プランをご活用ください。御社の状況に合わせて適切なご提案をさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。